会社設立freeeで簡単に書類が作成できるみたいだけど、本当かな?
利用手数料などの料金はいくらかかるのか知りたい。
などと思ってないですか。
この記事はこんな方のために。
- 合同会社設立を依頼する専門家を探している
- 会社設立freeeは本当に簡単でわかりやすいのか気になっている
僕は実際に会社設立freeeを使ってみたのですが、質問に答えるだけで本当に会社が作れました笑。
なんで会社作ったの?
僕が会社を作ったのはこんな理由。
- ウェブの会社をはじめたかった
- 信用力がほしかった
- 社会保険に加入したかった
ウェブの会社をはじめたかった
僕は税理士なのですが、ウェブを強みに、かつ事業レベルでやっていきたいと思っています。
責任をもって運営していくために、法人として、まずはひとり合同会社としてビジネスをはじめました。
これからどうなっていくか、まだわかりませんが、その時々の状況に応じて、適切な組織にしていきたいと思っています。
信用がほしかった
営業していくにあたって信用がほしかった。
会社というのは、ゴーイングコンサーン(継続企業の前提)がありますから、お客様から一度お願いしたら継続して最後まで面倒を見てくれる、と思ってもらえる。
そう思ったので、最初から法人にしました。
もちろん、こちらとしても責任をもって仕事をしていきます。
社会保険に加入したかった
最後に社会保険に加入したかったからです。
サラリーマンのときは社会保険は給与天引きで支払っていました。
医療保険は健康保険に、年金は厚生年金に加入していました。
退職して個人事業主になった場合は、医療保険は国民健康保険、年金は国民年金に加入して保険料を払います。
法人の役員になって給与を受け取ると、サラリーマンのときと同じく医療保険は健康保険に、年金は厚生年金に加入することになります。
法人にして若干の給与を支給して法人で社会保険に加入するとその給与をもとに社会保険料を計算するので退職年の社会保険の支払いが減少します。
https://m-tamaki.org/retire-iryohoken
https://m-tamaki.org/retire-nenkin
会社設立後の社会保険についてはこちらの記事を参考にしてください。
会社設立freeeのメリット・デメリット
会社設立freeeは、すぐに簡単に会社設立の必要書類を作り始めることができます。
こんな疑問もあるかと。
会社設立freeeは知識がなくても簡単に会社設立できます。
一方、会社設立freeeはデメリットはないのか、といわれるとそんなことはありません。
そんな会社設立freeeのメリットとデメリットを説明します。
会社設立freeeとは
会社設立freeeのメリット・デメリットをお話する前に、会社設立freeeとは何なのか、説明します。
会社設立freeeとは、クラウド会計システムを開発するfreeeのウェブサービスで、5分で会社設立に必要な書類を作成できるシステムです。
すでに会社設立freeeを使って6,000社の会社設立の実績があります。
会社設立freeeの料金は?
会社設立freeeの利用は無料です。
行政書士に電子定款を作成してもらう場合には5,000円かかります。
5,000円追加でかかるように思われるかもしれませんが、紙の定款にすると収入印紙4万円がかかってくるので、5,000円払ってでも電子定款にしたほうが35,000円は安くなります。
会社設立freeeのメリット
会社設立freeeのメリットはこんな感じ。
- 質問に答えるだけで必要書類が完成
- 電子定款の作成が安い
- 急ぎの対応も可能ですぐに会社設立ができる
質問に答えるだけで必要書類が完成
質問に答えるだけで簡単に必要書類が作成できます。
上記画像のようなフォームにそってあなたの情報を入力していくと、自動で定款等の必要書類を作成してくれます。
電子定款の作成が安い
電子定款の作成が安いです。
電子定款の作成を会社設立freeeで依頼するとたった5,000円で出来ます。
紙の定款だとこの料金はかかりませんが、定款に貼る収入印紙が40,000円かかります。
電子定款なら40,000円の収入印紙を貼る必要がなくなり、代わりに専門家に5,000円支払って電子定款を作ってもらいます。
電子定款作成サービスはいろんな行政書士がやっていますが、会社設立freeeを通じて依頼するとかなり安いです。
急ぎ対応も可能ですぐに会社設立ができる
有料プランになりますが、急ぎの会社設立も対応してもらえます。
僕も実際に会社設立freeeを使ってみましたが、通常の5,000円のみの料金だと会社設立までなんだかんだ1週間はかかります。
もっと急いでいる場合は、専門家に相談して対応してもらえるプランもあります。
会社設立freeeのデメリット
逆に会社設立freeeのデメリットは定款の基本的な部分しか作成できないですね。
例えば種類株式を導入するなど、こだわった定款の作成は厳しいように思います。
なのでこんな方にはあまりオススメ出来ません。
- 将来の上場・バイアウトを見越しての定款を作りたい
- 相続対策、事業承継のための特殊な会社を作りたい
このような人は様々な問題を検討した上で会社の定款を作成しなければならないので、専門家に相談することをおすすめします。
もちろん会社設立freeeを通じて専門家を紹介してもらってもいいと思います。
通常の個人事業の法人化や開業時の法人設立であれば、会社設立freeeが得意としています。
会社設立freee使ってみた
僕も実際に会社設立freeeを使ってみて合同会社を設立してみたので、会社設立freeeの使い方を説明します。
会社設立freeeを使いはじめる前に
会社設立freeeを使いはじめる前に準備しておくとスムーズなものをご案内しておきます。
- 個人の印鑑証明書
- 会社実印
- 収入印紙
- CD-R(電子定款の場合)
- CDドライブ
個人の印鑑証明書
印鑑証明書を発行する手順は次の2ステップ。
- 印鑑を発注
- 市役所で印鑑登録
印鑑証明書を発行するには、まず住民票住所がある市役所に印鑑を登録しなければなりません。
登録する印鑑は普通の印鑑よりも大きめのサイズのものをつかうのが一般的で、実印用にはんこ屋さんに作ってもらいましょう。
会社実印
法務局に登記申請書を提出する際に会社の実印となる印鑑を捺印して提出する必要があります。
会社設立freeeで必要書類の作成と同時に注文しても問題ありませんが、会社実印は会社の商号(会社名)が決まれば作成できますので、事前に準備しておくほうがスムーズです。
会社実印の発注は会社設立freeeからでも出来ますが、僕は別のサービスで買いました。
会社を運営するのにいくつか印鑑が必要なのでセットで購入するといいです。
https://m-tamaki.org/llc-hanko
収入印紙
会社を設立する際の手数料に登録免許税というものがあります。
この登録免許税は、会社設立の登記申請のときに収入印紙で支払います。
収入印紙は法務局で購入できますが、郵便局でも購入できます。
郵送で登記申請書を提出する際は郵便局で事前に購入しておきましょう。
会社設立の費用については以下の記事が参考になります。
https://m-tamaki.org/all-cost-llc
CD-R(電子定款の場合)
電子定款の場合、設立登記申請書の添付資料として、電子定款をCD-Rに保存して提出します。
最近は家に空のCD-Rを家に常備していることがあまりないと思うので、買っておきましょう。
CDドライブ
電子定款にすると、定款pdfをCD-Rに保存して提出する必要があります。
最近のPCはCDドライブがついていないことが多いので急いでいるのにCDに保存できない、なんて状況にならないように注意が必要です。
会社設立freeeの使い方
会社設立freeeを使うにはまずアカウントの登録が必要です。
アカウントはグーグルやフェイスブックのアカウントを使えるほか、クラウド会計の会計freeeを使っている場合は、そのアカウントでもログインできます。
ログインすると、会社設立に必ず必要な情報を入力するフォームが表示されます。
フォームに情報を入力
会社設立freeeにログインしたら必要情報をフォームに入力していきます。
入力する情報はたったのこれだけ。
- 会社の名称
- 会社の住所
- 社員(役員)の情報
- 事業目的
- 資本金の金額
- 決算期
- 公告の方法
- 連絡先
これだけで会社設立の必要書類が完成します。
入力情報の決め方は別の記事が参考になります。
合同会社設立登記の書類作成
入力が完了したら設立登記の手続きを進めていきましょう。
必要な手続きは以下の3つの手順。
- 定款認証の方法を選択
- 入金を証明する書類のコピーを作成
- 定款の作成
定款認証の方法を選択
定款認証は紙定款よりも35,000円安くなる電子定款がオススメ。
会社設立freeeなら電子定款作成の手続きもスムーズです。
入金を証明するコピー
入金を証明するコピーを作成するには、銀行口座を2つ準備して、自分の銀行口座から自分の銀行口座へ資本金に設定した金額を送金します。
この送金履歴のコピーをとって申請書と一緒に提出します。
定款の内容確認
入力内容が間違っていないか、定款のpdfをダウンロードして確認しましょう。
誤字脱字などなければオッケーです。
電子定款の作成
電子定款を作成する場合、定款のpdfを確認して問題がなければ「行政書士に共有(確認画面へ)」をクリック。
このような画面が出てきたら「OK」をクリックしましょう。
ここからは行政書士の先生とメールのやり取りになります。
しばらくするとメールで作業の案内が届きます。
僕は定款の共有をしてから翌日に連絡が来ました。
メールにて案内される電子定款作成の手順は以下の3ステップ
- 手数料を振込み
- 会社設立freeeでメールアドレスを入力
- メールに定款と印鑑証明書のpdfを添付して返信
たったこれだけです。
メールを見ながら進めていくとかんたんに終わります。
担当者の方から1〜2日後に電子定款がメールに添付されて届きます。
申請書類に捺印
会社設立freeeの画面に戻って提出書類を印刷して捺印しましょう。
個人の実印を捺印する箇所と会社実印を捺印する箇所がありますので間違えないように。
「まとめ方」に提出書類の整え方の記載があるので参考にするといい感じにまとまります。
法務局に申請書を提出
書類がまとまったら法務局に申請書を提出しましょう。
設立する会社の本店所在地によって提出する法務局が決まっています。
どこに提出すればいいのか会社設立freeeが教えてくれます。
僕の場合は奈良地方法務局に提出しました。
こんな感じで申請書一式をレターパックに詰めて郵送しました。
僕は郵送で登記申請を行いましたが、奈良地方法務局に直接持参して手続をすることも出来ます。
到着日が会社設立日になるので注意
郵送で送る際に注意したいのが、会社設立日です。
会社設立日にこだわりたい方は、郵送ではなく設立したい日に直接法務局に申請書類一式を持参することをオススメします。
会社設立が完了!
これで不備の連絡がなければ会社設立が完了しています。
僕は郵送で申請書類一式を提出したのですが、なんの連絡もなく設立が完了していました笑。
やはり簡単でしたね。
会社設立freeeを使ってみたまとめ
今回、会社設立freeeを利用して合同会社を設立したのは、ウェブの会社をはじめると同時にプライベートカンパニー的な会社が必要だったからです。
会社設立freeeの良いところは1.質問に答えるだけで必要書類が完成し、2.電子定款の作成手数料が5,000円と格安で、3.専門家のサポートも受けることができることです。
逆に株主や役員の権限が1人ずつ異なるような複雑な会社を設立したい場合は専門家に依頼する方がいいかと思います。会社設立freeeを通じて専門家に依頼してもいいですね。
実際に会社設立freeeを使って合同会社を設立してみた感想としては、ほんとうに簡単に書類が完成してラクに会社設立ができました。
- 社長ひとりの会社を設立しようとしている個人事業主(フリーランス)の方
- 家族経営の会社を設立しようとしている方
- 許認可の関係で会社設立が必要な方
会社設立freee、を使って会社設立してみて下さい。
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合同会社は設立したら終わりじゃない
合同会社は設立してそれで終わりではありませんよ。
会社設立が終わったら会社設立freeeで手続の続きを進めましょう。
会社設立freeeは設立後の手続きまで出来ますよ。
具体的には下記の手続きが必要です。
- 年金事務所
- 税務署
- 県税事務所
- 市税事務所
- 銀行口座の開設
無事に会社設立が終わってもいろいろしなきゃいけないことがあるんですよね…
法律で決まっていることなので仕方ない。
会社設立freeeで書類作成の手間を省きながらスムーズに手続きを進めていってください。
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