確定申告をしなかったらどうなる?ペナルティはあるの?
面倒な確定申告をするのが億劫な気持ちはよくわかります。
でも確定申告をしなければペナルティがあります。
どんなペナルティがあるのかお伝えします。
確定申告はめんどくさい
確定申告はとてもめんどくさいです。
経営者にとっては本業が通常運転である中でそこに追加で確定申告の作業をしなければなりません。
お金にならない、むしろお金を取られる作業に時間をさくことはとてもめんどうです。
「確定申告なんかせえへんかったらええやん」と思う方もいるのでは。
確定申告してないとバレますよ!
確定申告をしなくてもバレないんじゃないか?
なんて思っていませんか。
確定申告しないとバレます。
何年も調査がないからバレていないと思っているかもしれませんが、調査に入っても大した追徴にならなくて、人件費がもったいないから税務署は見逃しているだけのこともあります。
なぜ、どうやってバレるのかお話します。
銀行口座の取引履歴からバレる
税務署は銀行口座の取引履歴を収集する権限を持っています。
これは納税者の許可なく確認することもできます。
アフィリエイトだったり、クラウドソーシングで稼いだお金は必ず銀行口座を通じて入金があるので、税務署は簡単に申告していないことがわかるのです。
法定調書からバレる
法定調書の提出という仕組みがあります。
たとえば、あなたが外注先としてウェブ制作を請け負っていた場合、発注元はあなたに対してい報酬を支払います。
それと同時に翌年の1月末までにだれにいくら外注費を支払ったのか税務署に報告する支払調書という書類を提出します。
税務署は支払調書を確認して外注費を受け取ったあなたがその収入を確定申告で収入に計上しているかチェックします。
ここで申告書を提出していなければ税務署は無申告に気がつくというわけです。
確定申告していないとペナルティがあります!
こんな仕組みで無申告は気づかれるのですが、無申告だった場合、ペナルティがあります。
加算税いずれか+延滞税が本税に加算して支払わなければなりません。
加算税
加算税は期限内に申告を怠ったことによる罰金のようなものです。
加算税は本税に税率をかけて計算します。
過少申告加算税
納付した税額が少なかった場合に課税されるのが過少申告加算税です。
本税×10%または15%
が追加でかかってきます。
自主的に申告した場合には加算されません。
無申告加算税
申告も納付もしていない場合にかかってくるのが無申告加算税です。
本税×15%または20%
が追加でかかります。
自主的に申告した場合には加算されません。
重加算税
仮装・隠ぺいにより、悪意をもって歌唱に申告したとみられた場合には重加算税がかかります。
本税×35%または40%
が追加でかかってきます。
不納付加算税
源泉徴収税が法定期限までに納付されなかった場合にかかるのが不納付加算税です。
本税×10%
が追加でかかります。
延滞税
確定申告をしていないと上記の過少申告加算税、無申告加算税、重加算税、不納付加算税のいずれかに加えて、延滞税がかかります。
延滞税は期限内に税金が支払われなかったことによる利息のようなもので基本的に日割計算をして算出します。
出来れば期限内申告、間に合わなくても必ず確定申告はしましょう!
いかがでしたでしょうか。
確定申告はしないとバレます。
特にインターネット系のビジネスをしている方は逃げ道は無いといってもいいです。
めんどうで払いたくない税金ですが、国民の義務のひとつです。
一番かしこいのは法律の範囲内で支払わなければならない税額を最もする少なくする人です。
つまり、正しい税金の知識を習得して、期限内に申告することが結果的にお得になります。