確定申告ってなに?個人事業主が知っておくべき基礎知識

確定申告ってなに?

そんなこと今までやってなかったけど…

独立開業したてのフリーランスやサラリーマンをしながらブログ飯をしてるパラレルワーカーのあなた!

確定申告がなんたるか、理解していないとあとで面倒なことになりますよ。

納税は国民の3大義務のひとつですから、最低限理解しておく必要があります。

知らないでは済まされないのです。

この記事を読めば確定申告が何なのか、あなたが確定申告しなければならない人なのか分かります

確定申告ってなに?

そもそも「確定申告」ってなに?

いままでそんなことしてなかった…

まずは確定申告とはなにがご説明します。

確定申告を簡単にいうと、その年の1月1日から12月31日までに稼いだ金額を集計、税額を計算して翌年3月15日までに税務署に申告・納税する手続きのことを言います。

どんな人が確定申告をしなきゃいけないの?

あれ?いままでフリーランスとして独立するまで一度もしたことなかったけど脱税してたのかな?

安心して下さい。サラリーマン時代は会社が代わりやってくれていたから確定申告をする必要がなかったのです。

どんな人が確定申告が必要なのかは、国税庁のWebサイトに記載があります。

給与所得がある人で副業による所得が20万円を超える人(パラレルワーカー)

  • 給与を1か所から受けていて、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円を超える
  • 給与を2か所以上から受けていて、年末調整をされなかった給与の収入金額と、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)との合計額が20万円を超える

例えば普段はサラリーマンとして働いていて、副業でブログの収入があるという場合は、給与以外の副業収入からかかった経費を引いた金額が20万円を超えると確定申告が必要になります。

また、サラリーマンとして働きながら夜はバイトもしているという方は、バイトの収入が20万円を超えると確定申告が必要になります。

事業所得がある人(フリーランスなど)

事業所得がある人というのは、例えばフリーランスなど個人で商売をしている人のことです。

事業所得がある人は、所得税を計算した結果、最終的に納付しなければならない税金が発生する場合には必ず確定申告が必要です。

さっきから「所得」ってなに?

さっきから「事業所得」とか「給与所得」とか用語が出てきていますが、「所得」という言葉は大事なので理解しておく必要があります。

「所得」=「収入」ー「経費」

「所得」を計算式で表すと「所得」=「収入」ー「経費」ということになります。

収入はその事業から得たお金、経費はその事業のためにかかった支払いです。

事業所得といえばその事業得られた収入からその事業にかかった支払いを差し引いた金額ということになります。

INLINE_DRAWING: InlineDrawing

確定申告について知っておくべき3つの重要ポイント

さて、確定申告が必要か否かわかったところで確定申告の最低限知っておくべきポイントを3つお話します。

申告期限・納付期限は翌年3月15日

確定申告は暦年(1月1日〜12月31日)1年間の所得を申告します。確定申告の期限は翌年3月15日です。申告と納付が必要です。

例えば、平成29年1月1日〜12月31日までの間の所得なら、翌年の平成30年3月15日までに申告書を作成して税務署に提出して、申告した税額を納税しなければなりません。

自分で税額を計算して申告

日本の税金の特徴は、自分で税額を計算して申告する「申告納税制度」という仕組みになっていることです。

税務署が勝手に計算して「払え」と言ってくるのではなく、こちらから「今年の儲けはこれだけだったので税金はこれだけ払います」と申告するのです。

したがって、あなたはいくら儲かったのか自分で集計する必要があり、自分で確定申告書を作成して税務署に提出、納税をしなければならない義務を負っているのです。

もし確定申告しなければペナルティあり

自分で申告するのなんて面倒だからほっておこう、というのはあまりおすすめはしません。

税務署が申告をしていないことに気づいて連絡をしてくることが有ります。

その場合、通常納付すべきだった税金に加えてペナルティの税金を追加で納付しなければならなくなります。