会社設立をして経理をどうしようか悩んでいる。
小規模法人におすすめのクラウド会計を教えてほしい。
こんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、合同会社を設立して運営しています。
従業員はいない社長1人だけ小規模法人なので僕が経理もやっています。
いろいろなクラウド会計を試して、最終的には[affi id=5]というクラウド会計ソフトにたどりつきました。
この記事では、業務効率化を進めたい小規模法人のためにクラウド会計の選び方と代表的なクラウド会計「[affi id=5]」「[affi id=7]」「[affi id=12]」の3つを比較してみます。
選び方はいいからクラウド会計の比較だけ読みたい方は下の目次からどうぞ。
法人向けクラウド会計の選び方
法人と個人、クラウド会計の選び方って違うの?
どちらも会計ソフトだから同じじゃないの?
法人と個人とではクラウド会計の選び方も変わってきます。
法人と個人とでは会計の仕組みは概ね同じですが、税制の仕組みが全く違ったり、売上規模や従業員数などの違いがあったりするからです。
例えば、個人は所得税なので所得税の確定申告書を作れるクラウド会計を使わなければならないですし、法人は法人税なので個人のように所得税の確定申告書が作成できるクラウド会計を使っても全く意味がないですよね。
こんな失敗をしないためにも法人は法人向けクラウド会計の選び方を理解しておく必要があります。
結論としては法人はバックオフィス業務全体を自動化すべしです。
経理総務担当の業務がめんどうな理由
法人の場合、経理担当がいる、いないにかかわらず手間がかかる業務がたくさんあります。
例えば、以下のようなもの。
- 請求書発行
- 入金確認
- 経費精算
- 給与計算
- 年末調整
- 決算
このように法人にはやらなければならない事務作業がいっぱい。
これらの業務が面倒な理由はバラバラのシステムでバラバラに作業を行っているからです。
例えば、顧客情報をいろんなシステムに何度も登録していませんか。
まず、請求書を発行するために顧客管理システムに顧客情報を入力します。
請求書を発行して月末の締めのタイミングで未収金の管理台帳に顧客情報を入力。
入金確認が出来た後に会計ソフトに仕訳を入力する際にまた顧客情報を入力。
こんな感じで何度も似たような情報を別の複数のシステムに登録することにより、入力・確認する作業も何度もしなければならなくなっているのです。
このような非効率はクラウド会計ソフトを始めとするクラウドツールをうまく選ぶことで解決します。
法人はバックオフィス業務全体を自動化すべし
法人がクラウド会計を選ぶ際にはシステム間の連携で業務を自動化出来るクラウド会計ソフトを選ぶのがポイントになります。
何度も似たような情報を別の複数のシステムに登録することにより、入力・確認する作業も何度もしなければならなくなっているというのが非効率の原因でした。
これを解決するには、システム間で連携できるクラウドツールを選択することで、似たような情報をクラウドツール間で連携してやり取り出来るようにします。
【法人向け】クラウド会計ソフト比較
法人向けのクラウド会計を比較してみます。
比較ポイントは以下のとおり。
- 料金
- 機能
- スマホアプリ
- 自動仕訳
- 連携サービス
- サポート
順番に比較していきます。
料金
一番気になるのは料金でしょう。
どれだけ良いクラウド会計でも料金が高ければ使おうと思いませんよね。
freeeの料金プラン
freeeは2018年7月に法人向けクラウド会計の料金プランの見直しがありました。
これから紹介するプランは見直し後の新プランの料金です。
プラン別価格
ミニマム | ベーシック | プロフェッショナル | |
年額払い (税抜) | 23,760円 月換算:1,980円 | 47,760円 月換算:3,980円 | 477,600円 月換算:39,800円 |
月額払い (税抜) | 2,380円 | 4,780円 | 47,760円 |
メンバー追加 | 3人まで無料 4人目以降の追加は不可。 ※メンバー数上限3人。 | 3人まで無料 4人目以降、1人につき ※メンバー数上限20人。 | 10人まで無料 11人目以降、1人につき ※メンバー数上限なし。 |
税理士招待 | 認定アドバイザーは無料招待可 | 認定アドバイザーは無料招待可 | 認定アドバイザーは無料招待可 |
主な機能 | 入出金管理などの基本的な記帳 債権債務管理 決算報告書の作成 | ミニマム全機能 経費精算 請求書 レポート機能 | ベーシック全機能 管理会計(予実管理・資金繰り・プロジェクト会計) |
サポート | チャット メール | チャット メール 電話 | チャット メール 電話 |
上記3プランの他にエンタープライズプランというプランがありますが、大規模法人向けのプランなので要見積りです。
MFクラウドの料金プラン
弥生会計オンラインの料金プラン
弥生会計オンラインの料金プランは次のとおり。
料金プランの違いは、無料プランは2ヶ月のみ利用できて、セルフプラン・ベーシックプランの違いはサポート有無だけです。
会計ソフトとしての機能はセルフプラン・ベーシックプランともにすべての機能が使えます。
セルフプランの場合はWebのサポートページのみで、ベーシックプランの場合はいろいろ相談できますが、基本的には対応できる税理士を選んでおけば必要ないかと思います。
料金プランの比較まとめ
機能
弥生会計オンライン
「より充実した機能をお求めの方は、デスクトップアプリ弥生会計18をおすすめいたします」と記載のとおり法人がクラウド版の弥生会計を選ぶ理由はいまのところ無いですね。
連携サービス
スマホアプリ
「freee」「MFクラウド」「弥生会計」3サービスすべてスマホアプリを提供しています。
スマホアプリでの比較ポイントは以下のとおり。
- 経理ができる
- レポートが見れる
経理が出来る
経理処理が出来るサービスはfreeeと弥生会計の2つのサービスのみ。
MFクラウドは経理処理は出来ません。
レポートが見れる
レポートが見れるMFクラウドとfreeeの2サービスのみ。
スマホアプリの比較
自動仕訳
サポート
法人向けクラウド会計ソフト比較のまとめ
僕自身が自分の合同会社でクラウド会計freeeを利用しているのでfreeeを1番おすすめしていますが、いろいろ使った結果のfreeeです。
あなたの状況によっては他のクラウド会計のほうがいい場合もあります。
まずは無料プランで全部自分で試してみましょう。
そのうえで一番使いやすいクラウド会計に決めれば問題なしです。