MFクラウド確定申告のデメリット

MFクラウド確定申告は、楽に仕訳ができる、自動仕訳方法が豊富にある、自動で確定申告書が作成できる、などというようなメリットがあります。

しかし、MFクラウド確定申告は、このようなメリットだけでなく、デメリットもあります。

ここでは、 MFクラウド確定申告のデメリットについてご紹介しましょう。

手で現金は入力する必要がある

MFクラウド確定申告のデメリットは、手で現金は入力する必要があることです。

MFクラウド確定申告は、取得がウェブ上でできるデータクレジットカード、電子マネー、銀行明細、電子マネーなどのほとんどのデータは、仕訳候補として自動で抽出してくれます。

しかし、現金取引の場合は、当然でしょうが、入力を手で行う必要があります。

できる限り現金は使用しないようにしている人は多くいるでしょうが、支払いが現金でだけできる取引もあります。

例えば、多く金額がある関税、着払いの配送料なども、対応が現金払いだけになるため入力を忘れないようにしましょう。

現金取引はしない

現金取引をやめることで手入力の手間はなくなります。

また、どうしても現金取引をせざるを得ない場合は、下記のような解決策が考えられます。

  1. 現金取引額と同額を銀行口座から引き出し、または預け入れて取引履歴を残す
  2. 領収書や請求書を記帳代行センターに送って記帳のみ依頼する

アマゾンやバイマは別に売掛帳を作成する必要がある

MFクラウド確定申告のデメリットは、アマゾンやバイマは別に売掛帳を作成する必要があることです。

アマゾンやバイマの場合は、売上でも入金にならないため、別に売掛帳を作成する必要があります。

成約手数料なども差し引かれて、違和感が売り上げ日や売り上げ金額に無いようになっています。

売掛扱いに、クレジット払いのヤフーストアの入金もなっています。

アマゾンの場合はペイメント、バイマの場合は入金リスト、ヤフーストアの場合は受取明細、というようにプリントをまとめて行います。

微妙にアフィリエイトの報酬もあるため、報酬明細をASPごとにプリントして売掛金に入力します。

クレジットカードで請求がまとめてくる場合は注意が必要である

MFクラウド確定申告のデメリットは、クレジットカードで請求がまとめてくる場合は注意が必要であることです。

MFクラウド確定申告の場合は、自動でクレジット明細も取り込むため、非常に楽で未払金帳にそのまま入れ込むのみです。

しかし、同じカード業者のクレジットカードをいくつも使用している場合は、請求がまとめて上がることが多くあるため、修正がちょっと必要です。

例えば、漢方スタイルクラブカードとレックスカードは、まとめてジャックスカードとして引き落しになります。

そのため、複合仕訳に預金出納帳を引き落としする時にすることが必要です。

例えば、個人で利用する分としては漢方スタイルクラブカードを使用して、仕事用としてはレックスカードを使用するというように区別している場合は、そのままに漢方分はなり、未払金からレックスカード分は減少するというような感じです。

オリコカードなどの場合も、引き落としが合算されて行われるため、預金出納帳を処理する際に何枚か持っている場合は注意が必要です。

JCBカードの場合は、引き落としがカードごとに行われますが、引き落とし口座へ同じ名前が記載されているため、JCBカードのどちちらの引き落としのものか分からなくなります。

仕訳処理をする場合は、金額をチェックする必要があります。

また、クレジットカード業者によって、支払日と締日が違っているため注意しましょう。

送金が自分の口座間の場合は帳簿が2重で記載される

MFクラウド確定申告のデメリットは、送金が自分の口座間の場合は帳簿が2重で記載されることです。

いくつもの事業用口座を持っている場合は、送金を自分の口座同士で行うことも多くあります。

送金を持っている口座同士で行う場合は、2重の振込履歴が発生します。

振込履歴が振込した方で残って、入金履歴が振込された方で残るため、2重でMFクラウド確定申告で抽出されます。

仕訳を両方で行うと重複するため、いずれかを消去しましょう。

MFクラウド確定申告の場合は、仕訳重複チェック機能のおかげで、チェックが簡単にできて修正ができます。

増税前売り上げと年末売り上げに注意する必要がある

MFクラウド確定申告のデメリットは、増税前売り上げと年末売り上げに注意する必要があることです。

発生主義では、自動仕訳を入金日で行うと、入金と売上が同じでは無いため、さまざま困ることがあります。

消費税が変更になる時期だけでなく、売上計上の年末の時期なども注意しましょう。

ヤフオクのかんたん決済の場合も、入金が年末は遅れるため注意しましょう。

期をまたぐと、返金や返品などの場合も面倒になるでしょう。

MFクラウドのデメリットまとめ

ここでは、MFクラウド確定申告のデメリットについてご紹介しました。

MFクラウド確定申告などのクラウドタイプの全般の会計ソフトのデメリットとしては、

  1. 会計ソフトのインストールするタイプのものに比較すると、モッサリした感じが全体的にある
  2. ユーザー側の全てのパスワードとIDが防御されていないため、不安がセキュリティ面においてある
  3. ネット環境にクラウドは依存している

ことが挙げられます。

会計処理をするために、ウェブ上のデータにアクセスするため、レスポンスはどうしても悪くなります。